はじめまして、去年の1月にエンジニア未経験からTENTIALにジョインし、現在はテックリードエンジニアとして働いております薮野です。
今回はタイトル通り、エンジニアチーム全体のタスク管理をTrelloからNotionに完全に移行したので、その経緯や理由などを話せればと思います。
Trello、タスクの整理しづらい問題
弊社では現在のようにNotionでタスクの管理をする前はTrelloでタスク管理をしていました。
しかしエンジニアチームが増えてきて今まで上長が雰囲気で各人のタスク量を管理しながら仕事を降っていたのに限界が来て、スプリントごとのタスクの管理を本格的に導入しようという流れになりました。
当初はTrelloのボードビューにスプリントの項目を作って管理しようとしていましたが、元々「TODO」「DOING」「DONE」などの進捗のステータスを管理していた項目であり、スプリントという違う概念と共存させるのはかなり無理があると感じ代替え手段を模索していました。
会社全体のドキュメント管理のNotion移行
ちょうどそのタイミングで弊社のボス(CEO)から
「会社のドキュメント管理をNotionに移行します」
というお達しが来て、会社全体でNotionを使っていく方針になったわけですが、元々Notionをプライベートでも触っていた私とwakkunで話して
「これ(タスク管理)もNotionで良くね」
となったのでタスク管理もNotionで行う流れとなりました。
Notionの説明
Notionをそもそも知らない人も多いと思うので、軽くNotionについての説明をしたいと思います。
NotionはよくEvernoteと比較されることが多いですが、ドキュメントの共有性に関しては基本的にEvernoteと遜色なくそれに加え
- フォルダの多階層化及び柔軟なフォルダ構成
- 同じデータの異なるレイアウトへの変更
ができるイメージです。
レイアウトへの変更
NotionとTrelloとGithub (projects,issue)の比較
導入する際に検討したNotionとTrelloとGithubを比較して整理した点は以下です。
Trello
○ Slack通知がNotionより早い
○ 長く利用されてるサービスなので慣れている人が多い
× 情報の切り方が進捗(todo,completedなど)でしか行えず、タスクの優先度や分担が見通しづらい
Notion
○ 一つのタスクに対して付与できる情報が多い
エピック、スプリント、進捗、作成者etc
○ 情報の切り方の豊富さ
タイムライン、テーブル、ボードのビュー切り替え
Filter、Search、Sort、GroupBy
× Slack通知が遅い(5分くらいラグがある
Github
○ エンジニアでは良く使われているので、ソースコードベースで話せることもありコミュニケーションを取りやすい
× Githubのアカウントを持つのが必須であり、エンジニア以外のメンバーが目を通しにくい
比較した上で、スプリント管理の利便性を上げるうえでNotionのビューの切り替え機能が非常に相性が良かったことと、Trello・Githubの優位点もNotionの優位点に勝らないのでNotionに移行する決定を行いました。
実際にNotionに移行してみて
実際にタスク管理をNotionに移行してみた結果は非常に満足しています。
想定してたようなスプリントごとのタスク管理は行える上に、レイアウトを柔軟に切り替えることができるので必要に応じたレイアウトを作成できるので、誰がどのタスクをやってるかを把握しやすかったり、他にも様々なパラメータを追加して情報の整理がしやすいです。
加えて副次的に良かった点として、会社全体でのドキュメント管理がNotionになったため議事録などをNotionで取る際にタスクのデータを引っ張ってこれたり、非エンジニアの目に触れる機会が増えたのも良かったです。
Notionテンプレート
以下に弊社で使用しているものをベースにしたNotionのテンプレートを用意しました。
気軽にDuplicateから複製してご使用ください